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見学プログラム実施報告(中央共同募金会事業)


見学プログラム ご家庭訪問の様子

2023年2月、NPO法人みかんぐみ様と実施しておりました中央共同募金会事業による見学プログラムが無事に終了しました。


本プログラムでは全国から募集しました看護職4名に対して医療的ケア児・重症心身障害児の生活の場を見学し理解を深めることを目的としたご家庭への見学訪問、みかんぐみピアスタッフの皆様との交流会への参加等の機会を提供しました。


全国各地からご参加された看護職の皆様は訪問看護師、行政保健師、小児科病棟の看護師など背景やこれまでの経験も様々でした。見学訪問ではお子様がおやつを食べる様子、リハビリに励むところ、保護者や訪問看護師からケアを受ける様子、兄弟との関わりなど、それぞれのご家庭での日常生活の一コマを見学しながらご家族とお話をすることができました。

訪問見学を終えた看護職の方々の感想は下記の通りです(一部抜粋)。

  • 普段の生活されている場所でお話を聞いたので、お家での生活のイメージができた。お子さんは緊張していたかもしれませんが、笑顔が見え、自然な表情や兄弟との関係が見えて良かった。

  • 実際生活している様子を見ることができたり、様々なお話をゆっくり聞くことができた。

  • 実際の訪問看護師の介入場面に参加させていただき、本人、お母さまとの実際の関係性、やり取りを見学させていただきました。リアルな訪問は、実際の現場を知りたいという目的が肌で感じられて大変良かったです。

看護職の訪問を受け入れてくださったご家族からは下記のようなコメントをいただきました(一部抜粋)。

  • 可愛いとたくさん言っていただけて、私がとっても嬉しかったです。また息子のことを話すのもなかなか家族以外は出来ないですが、今回の機会で知っていただけて気が晴れました。

  • 保健師さんのお仕事や、自治体によって役割が違うことなど教えていただき、勉強になりました。

赤い羽根共同募金事業見学プログラム報告会

報告会では、参加者の方々から看看連携の重要性、お子様だけでなくご家族への支援体制、情報発信や共有の必要性について語られました。同じ看護職でもこれまでの経験が異なることから持ってられる視点も異なり、それぞれの目的にそってじっくりご参加いただけたように思います。


また、この経験がご自身のキャリア開発にポジティブな影響を与えた様子を伝えてくださる場面もありました。さらに、今回の学びを早速身近なところで共有し、看護に活かされている報告もありました。NfNは看護職のキャリア開発支援を通して社会課題解決を目指していますが、今回の事業はまさにその2つにつながる活動であったと感じることができ大変光栄でした。


参加者の皆様にはこの学びを、それぞれの立場で医療的ケア児・重症心身障害児へのより良いケアやサービス提供に活かしていただきたいと思います。そして、これを機に一人でも多くの看護職に本領域での看護に関心を持ち、地域で暮らす子供たちへの支援に様々な形で取り組んでいただけたら幸いです。 見学プログラム実施にあたり全面的にご協力いただいたNPO法人みかんぐみの皆様、訪問を受け入れてくださったご家族、ご参加いただいた看護職の皆様、本当にありがとうございました。


本事業は「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 重症児等とその家族に対する支援活動応援助成」を受けて実施しました。ご寄付いただいた皆様に感謝申し上げます。

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