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京都橘大学看護学部の授業「看護創造論II」への登壇


看護学部ゲストスピーカーとして登壇

2023年10月5日、Nurse for Nurse (NfN) 代表理事の門元が京都橘大学看護学部の4年生を対象とした「看護創造論II」という授業に登壇いたしました。


本授業のテーマは「20年先、時代予測と求められる看護を踏まえ、看護の働き方をイノベーションする」であることから、NfNでは「10年20年先の看護の未来を考える」と題してお話をさせていただきました。


20年前に今般の新型コロナウイルス感染症によるパンデミックとその社会への影響の大きさを誰も予想していなかったように、20年先も何が起こるかは分かりません。その時に直面する社会課題、看護へのニーズに対して私たちは今、何をすべきでしょうか。


NfNは20年先に仮に予期せぬ事態が起こったとしても、看護職が分野横断的に力を合わせて対応できるよう、今からその基盤づくりをしたいとお話しました。20年先に「NfNがあってよかった」、「NfNのお陰でいろいろな社会課題が早く解決できる」、「NfNでは一緒に課題解決に向け取り組める仲間が見つかる」、そう思っていただけるものを創り上げたいと考えています。


学生の皆様からいただいた感想は下記の通りです(一部抜粋)。

  • 未来の看護について講義をして頂き、10年後、20年後の看護職は、今では思いつかないような場所で看護職が働くようになっているかもしれないということが分かった。看護職は病院や行政で働くべきだと自分の道を狭めず、広い視野でキャリアデザインをしていきたいと思った。

  • 今まで、看護師が働く場所は臨床だけなのかなと思っていましたが、今回の講義でより、看護職の働く場面は様々であることが分かったのと、自分の人生について将来の見通しを持った前向きな考え方をすることができたと思います。

  • 働き方をもっと柔軟に考えることで、看護師として活躍できる場は一通りではないし、思い至らなかった働き方や働き場所が見つかるのではないかと思いました。

  • 看護学生として国家試験の合格を大きなゴールとして目指している今の立場では、看護師になった後のキャリア開発まで意識を向けることができていなかったが、看護師になってからもキャリア開発を進めることが看護師としての活動を多様化させるためにも重要であると感じた。


その他、NfN についても下記のようなありがたいコメントをいただきました(一部抜粋)。

  • 私自身アメリカで将来看護師免許を取りたいと考えた時には、大学生の間にそのための準備として何ができるのか、日本での看護師資格を持った上で、次にどのような試験を受けるのかなど、情報を収集するのは、大変であった。その際には、本当に自分が集めたインターネットの情報が正しいのか不安に感じた経験がある。そのため、現在活躍されている看護師に実際の現場について、話を伺えることは貴重な機会となると考える。働き方が多様化される今、まさに必要とされているシステムだと考える。

  • 働いていると職場ではつながりができるけどその他のつながりはできにくいのではないかと考えた。その時、NfNでネットワーク上で看護師同士がつながることができる機会が提供されていることは、看護職にとって視野が広がる機会となりとても良いのではないかと感じた。


今回聴講いただいたのは、この春、卒業される学生の皆様です。看護職としての一歩を踏み出した後も、ご自身の想いや関心に目を向け、キャリアについても考え続けてもらえたらと思います。そして、変化を恐れず、社会に必要とされているサービスを創る、新しい働き方を創るといった柔軟な発想を持ち、それぞれのキャリアを歩んでいただけたら嬉しいです。


このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

NfNは皆様のこれからのご活躍を心から応援いたします。

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